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花組 宝塚グランドロマン「ザッツ・レビュー」

第一部 モン・パリ狂想曲
第二部 花詩集コンチェルト

宝塚大劇場 1997/8/8(金)-9/15(月)
東京宝塚劇場 1997/12/1 - 26

作・演出 植田伸爾
演出 石田昌也

立て替え前の東京宝塚劇場最後の公演はレビューの1本立てです。 昭和2年「モン・パリ」初演から昭和9年東宝劇場開場までの間に レビューに命をかけた男たちのドラマをレビューシーンを織り交ぜて 描く。

昭和3年の東京。レビューに憬れ東北から上京した春風泰平(真矢みき)は 知り合ったスリの源次(香寿たつき)の紹介で浅草の芝居小屋の聖天座で レビューの裏方となる。おりから聖天座では新旧の対立のさなかにあった。 ある日怪我をした泰平はレビューの踊り子の仙(千ほさち)の手当てを受け、 2人の間に恋が芽生える。昭和5年12月、レビューをあきらめ歌舞伎に 路線を戻した聖天座を出た泰平は宝塚歌劇団も訪れるが、運悪く以前の 怪我が元で視力が衰えていくのだった…

第二幕の名前は東宝のオープニングが「花詩集」という作品だったこと から取っているとのこと。真矢みきの演じる「春風泰平」は秋田出身という 設定で、方言指導を受けている。


宝塚大劇場公演 前売り開始は 7/8 (火)、新人公演は 8/26 (火) 18:00
9/1(月)に「レビュー記念日」、9/5(金)に「“花の道より”300回記念 スペシャル」を開催する。


植田伸爾の1本立てという不安が的中しました。平板なストーリー展開で 深みがない。レビューシーンは華やかですが、舞台装置が書き割りだったり お粗末なところも見える。出演者の熱演だけが救いです。


主な配役

役名  本公演    新人公演  
春風 泰平真矢 みき春野寿美礼
仙(レビューの踊り子)千 ほさち大鳥 れい
大河原 亮愛華 みれ朝海ひかる
源次(蔦次の弟・スリ)香寿たつき瀬奈じゅん
民(泰平の乳母)邦 なつき双葉 美樹
花代(亮の妹)渚  あき鈴懸三由岐
権之進(大河原家の家令)星原美沙緒鮎川 夏来
蔦次(浅草の芸者)詩乃 優花沢樹くるみ
ぽん太(浅草のお酌)舞風 りら七海 さら
六助(聖天座の棟梁)一樹 千尋麻園 みき
正作(聖天座の狂言作者)匠 ひびき霧矢 大夢
牡丹(聖天座の女形)岸  香織真丘 奈央
梅之輔(聖天座の役者)伊織 直加貴羽 右京
右衛門(聖天座の役者)真由華れお桜花れいや
ろく(金貸し)一原 けい真於 夏希
はる(聖天座の小屋主)町風 佳奈綾奈  舞
竜子(レビューの踊り子)翔 つかさ桜木 絵美
勝子(レビューの踊り子)萌水せりか舞風 りら
春美(レビューの踊り子)二葉かれん優花 えり
涼子(レビューの踊り子)幸美 杏奈絵莉 千晶
利江(レビューの踊り子)鈴懸三由岐菊穂 りな
由紀(レビューの踊り子)大鳥 れい百花 沙里
伝六(スリ仲間・橋場組の組頭)初風  緑夢月 真生
五郎八(スリ仲間・橋場組の若い衆)大伴れいか柾輝かずさ
和平(スリ仲間・橋場組の若い衆)貴月あゆむ真竹すぐる
又吉(スリ仲間・橋場組の若い衆)宝樹  彩風緒いぶき
次助(スリ仲間・橋場組の若い衆)真丘 奈央夏帆  輝
弥太(スリ仲間・橋場組の若い衆)霧矢 大夢悠真  倫
松本(宝塚のスタッフ)春野寿美礼朝比奈 慶
静岡(宝塚のスタッフ)朝海ひかる蘭香 レア
福岡(宝塚のスタッフ)麻園 みき蘭寿 とむ
金沢(宝塚のスタッフ)夢月 真生武庫  歩

参照: 歌劇団 公式ページの「ザッツ・レビュー」の案内