Re: 宝塚宙組大劇場「傭兵ピエール」「満天星大夜總会」感想

<p>私も今日見てきました。初めての大阪、初めての宝塚大劇場。まさか、宝塚のためにわざわざ大阪までくることになるとは思ってもみなかったです。

（私は東京で上演されるミュージカルはほとんど全部みています。土日は毎週ミュージカル三昧です。年間にすると相当数観て感想を書いてますが、どこにも発表せず自分の日記になっています。そろそろＨＰ立ち上げようか迷っているところです。）

感想は、

前半の「衛兵ピエール」は

ハナさんの足手まといでぼけキャラなジャンヌダルクがとてもかわいかったです。たかこさんはどうも「砂漠の黒薔薇」のときと同じキャラにみえてしまい、もっとアクがあってもよかったかなとおもっています。なんだかんだ言っても宙組はベテラントップコンビだから、はずれはないです。基本的に私は宙組が好きなので、満足でした。（宙組は「ベルはら」のフェルゼンとマリーアントワネットから大好きです。たかこさんが、お別れに王妃様が一番好きな軍服をきてきましたというくだり。男から別れに私の一番好きなスーツを着てきたとか言われたらたまらんです。）

後半の「満点星大夜總会」は

まるでファッションショーのよう。次から次に観るほうがついていけないくらい、これでもか、これでもかと展開していきます。私が一番心にのこったのは、最後のトップ同士のデュエットダンスのシーンの伊織直加の歌です。心に残りました。帰りの電車の中でも飛行機の中でもずっと口ずさんで頭から離れませんでした。彼女は決して歌はうまいとは思いませんが、ときどき音もはずすけど、とても味がある歌い方です。聞かせますよ。ぐっときました。今日の全部の中で私はこの歌が一番です。それとこの前の黒燕尾の階段の群舞はもっと長くできないのかな。「ハナチャン、アイドル」はもっと短くして、こっちの群舞をもっと長く見たかった。もっと長くしてもりあげれば、エリザベートの闇が広がるのような群舞になったかもしれないのに。。なぜ？？もっと盛り上げられたはず。最後なんだから伊織直加にもっと花をもたせてやれよ。やっぱ宝塚の黒燕尾群舞はかっこいい。いくら四季やＯＳＫがレベルが高くっても、これがある限り女は宝塚のとりこです。男には理解できないだろうー。「はっ」と声を出して気合をいれて躍る姿は、われわれ女性にはたまらんですわ。男よりかかっこいい。

ＮＧ部分もちとあげると、

劇団四季の舞台を観た後だと余計気になるが、せりふ、歌詞がよく聞き取れない人が多すぎる。本人はおそらく気がついていないと思うが、指導者は気づくべき。もっと指導方法、訓練方法を工夫してなんとかしないと、聞き取れないというのは舞台人としては致命的な欠点です。

ロケットはＯＳＫを見た後だからか、ものたりない。足の上がる角度が低すぎる。そろっていない。ついでに足の太さもそろっていない。あんなにぶてぶてした体系のひとをラインダンスに出すべきではない。プロとして真剣にけいこしていたらあんなに足が太くなるとは思えないけど。。

水さん踊りは長い手足をいかして相変わらずかっこいいけど、やっぱ歌が。。。おしいなぁ。切れ長の目で舞台映えするのに。